
小さな空間がなぜかすごく落ち着くことは
ありませんか?
それは一人でいても楽しい車
二人だと会話がとまらない。
そんなクルマがミニなのだ。
”アタラシイ”クルマの選択肢があります。
国産、輸入車どれでも新車で選べます
グレード、カラー、オプション
自由に指定できます。
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ミニ、またはミニクーパーは
外国車の中でも割と見かけます。
ですが、イギリス車だと知らない方もいる。
今、走っているミニの多くはドイツ
BMWミニですが、2000年まで生産された
ミニは軽自動車より小さい。
ミニ 全長 3075mm 全幅 1440
軽自動車 全長 3395mm 全幅 1475
1959年に生産開始し2000年まで販売された
第一世代をクラッシックミニと呼ぶ
街中で見かけるBMWミニはドイツ設計だが
実はイギリスで生産されている。
2000年まで発売されていたイギリス発祥の
クラッシックなミニは飾り気ないし
パワーもない。だからピュアな
スタイルが良いのだ。
目立ちたがりがカスタマイズした車両も
よく見るし、目を引くカラーやデザインも
かなり個性的でおもしろい。
60年以上前に設計されたミニの
生い立ちをたどると
1950年代後半の戦争がきっかけとなる
石油高騰があった。
当時、イギリスでは燃費の良い小型車の
開発が国策ではあったが自前で作れず
バブルカーと呼ばれたドイツの
3輪自動車が良く売れていた。
バブルカーは燃費こそ良いが3人乗り。
乗員スペースを確保するとエンジンが
大きくできない。
4人乗れる小型車が望まれていました。
この問題に取り組み成功したのがミニ
なのです。
設計、開発はギリシア系イギリス人の
アレック・イシゴニス。
彼はテストドライバーでもあった。
ミニが後世に原型を残した功績は
数多くある。
FF車、つまり前輪2BOX車のほとんどが
横置エンジン採用だ。その原型を作り世界
に広めるきっかけとなった車。それがミニ。
ミニはFR車が主流の世界を変えたスモールカー。
1950年代はセダン形式の3BOXが
主流でした。
そこで乗員の居住空間と荷物スペースが
1つのBOXだと実用性メリットがあると
考えた。
そこで2BOXでタイヤをできる限り四隅にし
ホイールベースは長くして操縦性を高めた。
またサスペンションには従来からの
コイルスプリングからラバーコーン
に変更。
メリットはコンパクトな車体作りへの工夫
だけでなく操縦安定性や独特の乗り心地に
なりました。
タイヤサイズは10インチと小径にして
より軽量化が図られた。
60年前のミニのアイデアは現代の車では
当たり前となっている。
例えば床下収納スペース、ダッシュボード
周りや前席ドア、後席サイドスペース利用。
小さな車のスペース効率化が徹底された。
そしておもしろいのはフロント窓だ。
通常の巻き上げ式ではなく横に移動の
スライド式になっている。
これは巻き上げ式だとドアに厚みが出る。
ここまで合理的に乗員スペース効率化が
図られています。
しかしそんなミニも発売当初はあまり
売れなかった。
小さい車より大きな車に関心があったのだ。
大衆に支持されなかったミニだったが
人気は英国王室、貴族などに選ばれること
から徐々に火が付いた。
1960年代にはビートルズの4人が所有し
ファッションデザイナーのポールスミス
ミニスカートを流行らせたマリークアント。
あのエンツォフェラーリも所有していた。
当初のターゲットではない人たちからの
支持ではあったがミニは徐々にそして
確実に広がりをみせた。
そしてミニがただの大衆車ではなくなった
きっかけ、それはミニクーパーだろう。
ジョンクーパーはイギリスでレーシングカー
の製造、販売をしていた。。
F1で勝つほどの実績があったジョンクーパー
はミニのハンドリングに惚れこみ排気量
ブレーキの改良を重ねて
1961年にミニクーパーが発売されました。
この様に他のチューニングアップメーカー
が参入してスポーツモデルを発売する先駆け
となったのがミニクーパーでした。
ミニはこの後、数々の伝説を創ります。
先ずモータースポーツでの活躍がありました。
中でも有名なのはモンテカルロラリーです。
1964年,1965年,1967年に優勝しています。
ミニは軽量な車体、クイックなステアリング
特性、特異な重心位置、そして雪道に強い
FFの特性を活かし活躍しました。
当時のライバルにはあのポルシェ911
ランチアなどハイパワー車も多くそれらを
負かすハンドリングの良さこそ
ミニの見せ場だった。
ミニを世界中に広めた映画が日本名
「ミニミニ大作戦」です。
小回りの利くミニクーパーの良さが画面
一杯に映されて車ファンなら一度は
見ておきたい。
またテレビコメディでおなじみ
Mrビーンの愛車もミニですね。
クラッシックミニはモデルコードとして
10種類あります。
MK Ⅰ 1959年―1967年 オースチン
・セブンとモーリス・ミニ・マイナーの
2車種が発売された。
MK Ⅱ 1967年―1970年
マイナーチェンジモデル。
MK Ⅲ&クラブマン 1969年―1977年
ドアの三角窓廃止しクラブマンと呼ぶ
エステート(ワゴン)発売。
MK Ⅳ 1978年―1980年
ミニの特徴だったセンターメーターが
この型式で廃止、エアバッグなど安全
装備が向上。
MK Ⅴ 1981年―1984年
イギリス中心にスペシャル・エディション
発売される。会社はローバーに売却された。
MK Ⅵ 1985年―1988年
フロントディスクブレーキが採用され
それによりホイルも12インチとなる。
MK-Ⅶ 1989年―1991年
1Lモデルのミニ1000生産終了。
MK Ⅷ 1991年―1992年
全車種1.3Lとなる。廃止されていた
ミニクーパーが復活。エアロパーツの
チューニング車が発売される。
MK Ⅸ 1992年―1996年
キャブレター廃止されインジェクション
(燃料噴射型)となった。
理由は日本市場でクーラー装着が必要だった
ため。ローバーがBMWに買収された。
MK Ⅹ 1997年―2000年
各国の安全基準対応のため、エアバッグ
サイドインパクトバー採用。
13インチホイルと大型フェンダー装備の
クーパースポーツパック・リミテッド発売
ポールスミスとのコラボモデル発売。
発売40周年記念
40th アニバーサリー・リミテッド発売。
クラッシックミニは
2000年10月に生産ラインは終了した。
ビートルズのイギリスシューズブランド
“ロックな靴”ドクターマーチン
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この年までミニは530万台生産され
マイナーチェンジを繰り返し40年間
キープコンセプトを貫いてきた。
同一車種として40年ほぼ同じ形をキープ
する工業製品はあまり存在しない。
ミニは純イギリス車として41年
そしてドイツ製イギリス車として22年目
になった。
ミニは小さい車だが個性的で存在感が
ある。オートマチックやデジタルに
飼いならされた現代で車を運転する
楽しさがある。
自分らしさを表現できる車。
そんな価値を実現してくれる車が
MINIではないだろうか。
日本輸入車、車名別販売ランキングでも
MINIは2016年から昨年まで6年
連続トップです。
VWのゴルフの倍以上、BMWの3シリーズ
約2倍売れています。
VWやBMWそしてベンツよりMINIが
個人に選ばれている。
クラッシックミニはマニュアルミッションで
1人も良し。二人では尚楽しい。
革靴からスニーカーに履き替えるように
MINIのクラッシックはどうだろう。
ちよっとチョークでも引いて
エンジンの機嫌をとって遊びませんか?
ここまでお読みくださり誠に
ありがとうございました。
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So you are a man or woman?
Where there is a will, there is a way.